こだわりのカット〜道具〜

おはようございます、こんにちは、こんばんは。トライアングルの小西ナオトです。

今回はカットについて書いていこうと思います。

前回書いたハンサムカットすごく呼んでいただいて嬉しです。ハンサムカットのブログ

やっぱりカットするのには道具が必要です、美容師さんはこだわりが多い人が多く(職人気質)なのでハサミ(シザー)をこだわって選んでいると思います。

どこがいい(メーカー)かとかは、好き嫌いがあると思うけど、道具によりカットの技法が変わったり、髪の表情(質感)が変わってきます。

どこにどれを使うって感じで僕はしているので、1本で大丈夫って思う美容師さんもいます。

たくさん持っているのがいい!ってのは違うなのでこだわりはそれぞれ、僕はハサミ(シザー)がすごく好きなので結構色々と使ってきました(持っています)。

そんなこだわりを書きます。

ウエットカット(濡らして切る

美容室でカットする方法。この方法よく使います。

僕はこの時に何をこだわっているか?

まず髪をカットする時にパネルという毛の束をつかみます。その束をスパッ!とカットできるかを考えシザーを選んでいます。

いや、当たり前やん!大体ハサミってスパッ!てきれるやろ!お思いでしょう、、、

 

 

そうです。スパッと大体切れます。(笑)

 

 

手のサイズに合っているかとか、重さ、形、素材(硬さ)とか色々と持ち比べてみて今使っているのは

 

マックシザー福耳

を使用しています、このハサミはもう20年ぐらい使っているかな〜大事にしてるハサミですが、このように長く使えたにもわけがちゃんとあるんですよ。

僕のいつもハサミを研いでいただいている小島シザーという研ぎ屋さんがいます、その方にちゃんと定期的にお世話に(ハサミの研ぎ)なっているのでここまで使えたのかなっと思います。

ハサミにはその使い手の癖が残ると思うんです、その癖をちゃんと読み取り、刃の研ぎ方などを調節してくれてると思います(僕がうるさく言うからかな?笑)、このハサミの場合は触点っていうハサミとハサミが擦れる点がないので長く使えてるってのも1理由でもあります。

ちなみに小島さんにお願いしている研ぎ方は、切れ味よくスパって感じでお願いします。って言ってます。

このハサミはどのヘアスタイルにも使え万能なタイプ(ハマグリ刃)

跡今使っていないですが、刈り上げようのハサミだったり、剣刃(けんば)っていう種類で髪の毛の束が太くても力強くカットできるハサミがあったりしましたが、どれも飽きが来てしまい、一番手に馴染むこのハサミが、今は濡らしてカットするメインになっています。

ドライカット(髪が乾いている状態)

その名の通り髪が乾いた状態でカットする時に使うハサミですが、僕が使用しているのは3種類あります。

サクシード セレクトワン

このハサミはドライカット専用って売りですが、どちらでも使うことができます、僕はドライで使用することが多いです。

特殊な刃の形状で髪を簡単に捉えることができて、なおかつ捉えすぎない!複雑〜〜〜(イッコウぽく) いやほんと複雑です。

一つの刃は髪が逃げるようになっているのと、逃げないようになっている刃がくっついているのでこのような感想になります。

逃げるってのは、引っ掛かりがない(しにくい)って書くと、感じがわかりやすいかな。両方の歯がウエット用であれば毛を捉えすぎて(刃がたちすぎ)少し引っ掛かりが出る場合がある(スライドカット、ストロークカットの技法を使う場合)。なのでこのハサミが丁度良いのと値段的にも安かったので使っています。

島理研

このハサミは主に毛先の削ぎ(スライドカット)、ストロークカット、など毛先の処理やスタイルの仕上げで主に使っています。

とにかく髪が引っかからないのです。その特徴は刃が笹刃っていう刃の形状。髪が逃げるように計算されているので仕上げなどの毛先の処理にむいています。

このハサミを濡れている時に使うと、髪が逃げてカットしづらい(仕様は控えた方が、、、)。こんな状況になります。

適材適所かなって思っています。

あと特殊なところでは

彫刻カット用シザー

このハサミは特殊で持ち手の前に角度が付いています。このハサミは以前勤めていた(10年)場所(姫路、相生、赤穂)にあるオレンヂジュースというお店で主に使っていたものになります。

彫刻カット用と書いた通り、カットの技法が特殊で、木に彫刻刀を使い掘っているような様子にカットしている時、同じ様子になるので彫刻カットって呼ばれてます。(勤めている時聞いた話です)

今でもちょいちょい出て来ます。「変わったカットしますね」ってお客様にも言われることもあるが、最近では使うこともレアなので見たらラッキーかもです。

このハサミは、どうしてもこの場所の毛量(ボリューム)を取りたいやったり、細かい毛量調節などに最適なので、そんな時はよく使用しています。

このようにドライカットで使用するハサミ3種類となってますが、僕本来はもう少し増やしたいです。笑

セニングシザー(毛量調節)

これは皆さんも知っているすきバサミっていうやつです。

髪が多い場合など、軽くしたい時に使用するハサミです。

島理研

これまた島理研です。このすきバサミはなんせ髪が引っかかりにくい構造になっているので、使いやすい。カットしている時に伝わる感触がなんとも言えんぐらいいいんです。

この島理研はトライアングルオープンの時に奥さんのと合わせ4丁購入した代物。

その時お金なくて分割で購入しました。購入金額奥さんに伝えてなくあとでハガキが届いて、こっぴどく怒られた記憶があるハサミです(笑) 今まで使用したセニングの中で切れ味、感触、ハサミの軽さ、抜け感、どれも良いので今のところ変える予定はないです。

あと両方がクシ刃になっている(写真忘れました)ものも使用しています。セニングの跡が出にくいのが特徴、20年使用しているので最近刃こぼれがひどい、すぐ引っかかるので使用を控えています。

このように僕は6丁のハサミを使っています。

こだわりは引っかからない、カットした時の感触がすごく大事、お客様に痛い思いをさせない、カットしている時、気持ちの良い振動(音)など不快にならないように気をつけて仕事をしています、値段ではなくどう使うか、どうメンテナンスしていくかで大きく変わってくるのも道具選びって面白いのかな〜って思ってます、どんな仕事でも道具って必要!道具で差が出る場合もあります。選ぶのは慎重にね。

お店でハサミを専用ケースに入れて粋がって(調子に乗って)仕事していますのでお店でいじってやってください。

 

 

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作成者: Naoto Konishi

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